屋上共犯者。


どっちみち、進むか戻るかしかない。


そして私は、

不審な気持ちを抱いた。





……あの人、何してるんだろう。





階段に立ったまま、ちっとも動かない。


考えれば考えるほど、気持ち悪いと思った。



ひやりと背中を冷たい物が流れる。


どうして動かないんだろう。



……横を通るの、嫌だな。

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