屋上共犯者。


だけど、何の感情も見えない。




まるで今まで見たこともないような、

奇妙な生物にあったように全身に鳥肌がたった。



嫌だ。



どうしてかは分からないけど、

すごく危険な気がする。



私は逃げるように屋上の扉を開け、

バタンと力強く閉めた。



そして、はっと気づく。



もしあの人がここまでのぼってきたら、

屋上で二人きりになってしまう。




やっぱり上に行かないで、一度逃げればよかった。




……でも、さっきはただ立ってるだけだったし。





ここまで、来ないよね?



< 245 / 490 >

この作品をシェア

pagetop