屋上共犯者。


さっきのにやついた笑顔を想い出すと、

ぞわっとまた寒気が走る。


私が震えながら、

ぎゅっとドアノブを握りしめていると。



ぽん、と後ろから肩を叩かれた。



「きゃああああああああああっ!」



「うわっ!」



全力でその手を振り払い、

ぎりっと後ろを睨みつける。




仲間がいた!?


そう思って、顔を上げると。



「……あ」

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