屋上共犯者。


しばらくたっても、

タクトが帰って来ない。



「……タクト?」



まさか何かあったんじゃ。



ドキドキしながら、

扉を開けて探しに行こうか迷っていると。




「うわあああああああっ!」


タクトの悲鳴が聞こえた。


「タクトっ!?」


「瑞希……っ」



タクトが苦しそうな声で私を呼んだ。


「タクト!? どうしたの!?」

< 252 / 490 >

この作品をシェア

pagetop