屋上共犯者。

一瞬何が起こったのか分からず。


ぱっと頬に手を被せ、

タクトを見上げる。


「い、今っ!」



かぁっと顔が赤く染まった。



タクトは嬉しそうににっこり笑っている。



「ありがと、瑞希。

ごめん、もうああいう冗談はやめるからさ」


そうじゃなくてっ!



「でもガチで倒れてる人見つけたら、

あんなにガンガン揺すったら危ないから

触らないほうがいいよ」



だからそうでもなくてっ!

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