屋上共犯者。


「私、もうすぐ死ぬかもしれないのに、楽しい話?」



するとタクトは真剣な表情で見つめかえしてきた。



「瑞希、まだ死にたいの?」



「う、ん……」




そう言われて、あらためて考えてみる。


学校には行きたくない。


毎日つまらなくて、

やりたいこともなくて、

私にはもう生きてる意味もないと思っていた。



だけど、最近は。
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