屋上共犯者。
ベッドから起きだして、ブラシで髪をといた。
くぁ、と大きなあくびをする。
まだ頭がはっきりしない。
――昨日、夜更かししすぎたからだな。
結局タクトと星を見て、
家に帰って来たのは夜の一時くらいだった。
タクトはさすがに危ないからと言って、
私を家の前まで送ってくれた。
お礼を言って、
私は両親に気づかれないように細心の注意を払い
自分の部屋の方に回った。
私の部屋は一階にある。
そして、家を出る時あらかじめ窓の鍵を開けて置いた。
普通に玄関から入ると、
バレた時怖いし。