屋上共犯者。


ベッドから起きだして、ブラシで髪をといた。


くぁ、と大きなあくびをする。


まだ頭がはっきりしない。



――昨日、夜更かししすぎたからだな。



結局タクトと星を見て、

家に帰って来たのは夜の一時くらいだった。


タクトはさすがに危ないからと言って、

私を家の前まで送ってくれた。



お礼を言って、

私は両親に気づかれないように細心の注意を払い

自分の部屋の方に回った。



私の部屋は一階にある。

そして、家を出る時あらかじめ窓の鍵を開けて置いた。



普通に玄関から入ると、
バレた時怖いし。
< 321 / 490 >

この作品をシェア

pagetop