屋上共犯者。




すると驚くことに、
部屋の椅子に深刻な顔をした

お父さんとお母さんが座っていた。



うわ!


思わず叫びそうになった。


おかしい。

絶対おかしい。




お母さんだけならともかく、

この時間は確実に、いつもお父さんはいないもん。



私は悲鳴をあげたくなるのを必死に我慢し、

声をかけられるのも嫌だったので

そのまま廊下に出ようとした。






じゃあ、なんで?



もしかして、泥棒……とか?



私はおそるおそる、キッチンに顔を出した。

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