屋上共犯者。
お父さんは低い声で私を怒鳴りつける。
「瑞希、今まで毎日どこに行ってたんだ!?
ずっと学校に来てないって、
会社に先生から電話がかかってきたんだぞ!」
私は床を睨んだまま、ぎりっと歯を食いしばる。
あいつ、ほんと普段は何もしないくせに、
こういう時ばっかり余計なことして。
お父さんが冷たい表情で、
何か大きな物をこちらに投げつけた。
「あっ」
私は驚いてそれをじっと見つめる。
「これ、何に使ったんだ!」