屋上共犯者。


そしてその姿を認識した瞬間、


頭の先からつま先までぞわっと
寒気が走った。



ぱたん、とゆっくり扉が閉まる。



あの時階段で会った、
怖い人。



真っ黒な服を着て、
ギスギスやせ細ってる。


前髪が長くて、

目が糸みたいに細い。



そしてその人は私を見つけて。





にやっと笑った。

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