屋上共犯者。




そしてさらに後ろに下がった瞬間、



カシャン、とフェンスにぶつかった。



どうしよう!
もう逃げられないっ!



私は大きく息を吸い、
必死に叫んだ。



「助けてっ……!」



声が出た!



と、思った瞬間。



「きゃっ!」



ガシャン、とフェンスが騒がしい音をたてて
揺れる。



「……っ!」


男は左手で私をフェンスに押し付け、

右手でぐっと首を締め付けてきた。



「あ……っ!」

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