屋上共犯者。


本当は、ずっと怖かった。

本当に飛び降りる勇気なんてなかった。


でも、教室に行くのも怖くて。


冷たい教室の中で、
私の居場所はどこにもなかった。


息を吸うのも苦しかった。


誰も話しかけてくれない。

目も合わせてくれない。



もしかして、私は誰にも

見えなくなってしまったのかな?


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