屋上共犯者。



そして私は、というと。


「行ってきます!」


明河泉をやめ、
他の高校に転校することになった。


新しい制服に手を通し、

自転車に乗る。



私は迷いながら、

結局両親に今までのことを話した。


どうして学校に行っていなかったか。

学校に行っていない時、何をしていたか。


タクトに会っていたことはぼかして話したけれど、

学校に行きたくない理由を話すと

両親は私に謝ってくれて、

頭ごなしに叱ったのをすごく後悔したみたいだった。


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