屋上共犯者。




だけど下手に町中に遊びに行くと補導されそうだし、


毎日遊べるほどお金もないし、


そもそも一人じゃ

どこに行ってもあんまりおもしろくない。



私は床にざりっ、と

ローファーを擦りつける。



「いじめとか?」


私はタクトを睨みつける。



特に悪びれた様子もなく、

口端を上げた。


「当たりでしょ?」



私は力を抜いて、溜め息をつく。

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