屋上共犯者。


「……昨日、病院に会いに行った」


「うん、そいで?」



私は真っ白な部屋のことを思い出し、
胸がずきっと痛んだ。



「……余命三ヶ月だって。

言われた」



「は?」



志乃が引きつった顔で大きな声を出した。

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