屋上共犯者。

「で?

何でわざわざ消灯してから来たわけ?」


「そのほうがゆっくり話せるかな、

と思って」


拓斗はあきれきったように

深い息を吐いた。


「あれだけのこと言われて、

よくここに来る気になったね」


胸がずきりと痛む。


もしかしたら、
本当に嫌われちゃってるかもしれない。


でも、今は私に出来ることをしよう。
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