屋上共犯者。



拓斗も眉を寄せ、

ベッドの上で私をぎゅっと抱き寄せた。


「俺、ずっと怖くて」


「うん」


「明日死ぬかもしれないって、

そう思ったら、もう、怖くて」



「絶対大丈夫だから」



拓斗の手を強く握りしめる。
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