屋上共犯者。


「私、これからも拓斗と一緒にいたい。

一緒に、頑張ろう」



「……うん」



拓斗は瞳に涙をにじませ、

私に微笑みかける。



「じゃあ魔法、ちゃんとかけてよ」


私はゆっくり目蓋を閉じる。





それからそっと、拓斗と唇を重ねた。


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