屋上共犯者。




それから目を細め、

ゆっくり顔が近づいてくる。


「な、何!?」


どくん、どくんと、

ありえないくらい心臓が高鳴ってる。



待って、待って!

もしかして……キスしようとしてる!?



タクトのまつ毛、

長くて女の子みたい。


うらやましいなぁ。


って、そんなことはどうでもいいんだけどっ!



私はどうすればいいか分からなくて、

ぎゅっと目を閉じる。


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