屋上共犯者。





その後はもう好きな人も出来なかったし、

『彼氏ごっこ』にも何となく満足して

誰とも付き合わなかった。



本当に好きな人じゃないと、

また同じ結果になるって思ったから。


そんなことを考えてると、

タクトが私の顎に手をかけた。


「あ……」


「そっか。

じゃあ、してみようか」


またとくん、と鼓動が高鳴る。


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