無口なカレとの甘い恋

「姫ちゃん、ありがとう!!さっきの接客スタイルよかったよ~。お客さんを笑顔にさせる天才だね!!」


嬉しそうな表情を浮かべた店長に絶賛されて、ははっと苦笑いを浮かべる。


あたし、そんなに大したことしてないんだけどなぁ……。


「いえ!接客していたというか……」


ただ、おしゃべりしていただけのような気が……。


すると、店長がニッと笑って意外なことを口にした。


「でさ、突然なんだけど今年いっぱい、ここで働く気ない?」


「はいっ!?」


すっとんきょうな声を上げるあたしに店長が苦笑いする。


「ダメかな?姫ちゃんがいると、すっごい助かるんだけど……」


今年いっぱい、あたしがここで働く……?


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