無口なカレとの甘い恋

振り返ると、そこには海星君の姿があった。


その瞬間、ハートを打ち抜かれて倒れ込みそうになる。


な、な、何それ!急にそんなのって反則だよ~!!


「か、か、か、カッコいい!!っていうか、オシャレ!!うわぁぁぁ、ヤバい!!!」


いつの間にか制服からお店の服に着替えた海星君に目を奪われる。


確かに店長の言う通り、海星君が着ている服はどれもこれもオシャレに見えて欲しくなっちゃうかも。


男性客に人気だっていうのも頷ける。


「海星はこう言ってるけど、どうする?」


店長に聞かれて、あたしは即答した。


「やります!!やらせてください!!」


そこにほんのチョット、よこしまな気持ちがあったのは確かで。

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