無口なカレとの甘い恋
幻聴…!?それとも…?

「姫子、アンタちょっと痩せた?」


昼休み。


向かい合わせに座っていたアカネが心配そうにあたしの顔を覗き込んだ。


「そうかな?最近、全然体重計にのってないから分かんないや」


「バイト、頑張りすぎなんじゃないの?大丈夫?」


「うん。だけど、やっぱりお金を稼ぐって簡単なことじゃないんだって思い知らされたよ」


中間テストを無事に終え、バイトを始めてから2週間が経った。


だけど、早くも仕事の大変さを痛感しているあたし。


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