無口なカレとの甘い恋
以前からスポーツジムに通い、体を鍛えていた元カレ。
格闘家が多く通うというそのジムで武術も習得したと、付き合っているときに話していた。
背の高さは互角。だけど、レオに勝機はない。
それに、本人も言っていた。
『俺、ケンカって苦手。だって、殴られると痛いし自分も痛いもん』
『海星と一緒にいるときに絡まれると、俺は何もせずに見てるだけ~。で、全部海星に任せる。だって、アイツ、大抵の奴には負けないし』
そんなことを言うレオが勝てるはずがない。