星が瞬く夜に。
キラリと花京院さんの胸元で輝く、ピンク色の石がついたネックレス。
あれ多分、ルビーとかかな?
うわ~・・・高いじゃん!
「っていうか花京院って、あの花京院?」
「はい、そうです。
あたしはそこの跡取りなんです」
2人は楽しそうに話していく。
私の、わからない話を・・・。
「やっぱり?すげーな」
「あたしなんてまだまだですけどね」
私は凄く、その場にいずらくなった。
話のわからない会話。
それを、2人は笑顔で・・・・。
「わ、私トイレに行ってきますね」
「玉井さん、もうすぐでチャイム鳴りますよ?」
「すぐに戻るよ」
バタバタと、トイレに逃げ込む。
便器に蓋をして、その上から腰かける。
私、何しているんだろう・・・。
あの2人の会話を、見ていたくなかったなんてね。
馬鹿みたい・・・。