星が瞬く夜に。
カーンッ
・・・え?
枕に埋めていた顔を上げる。
・・・何の音?
確か窓の方からしたような・・・。
私は静かに窓を開けた。
「よっ!」
「さ・・・榊くんっ!?」
「おはよー」
「お・・・オハヨウゴザイマス」
思わずカタコトになる。
いやいや・・・無理ないだろ。
急いで顔を洗って、玄関の扉を開けた。
「おはよ。元気だった?」
「・・・何で・・・・・」
「家にいるのも暇だからね。
遊びに来たんだ」
「・・・」
私は思わず抱きついた。
そしてそのまま、
子どものように、泣きじゃくった。