星が瞬く夜に。
第4章
親友との絆。
☆☆☆
その日から数日後。
私は学校に復帰した。
「お久しぶりです、郁美」
「久しぶりミリア。
心配かけて、ごめんね」
「驚きましたよ。
具合は悪くないですか?」
「うん。もう大丈夫」
不思議なことに。
榊くんが家に来たあの日から、私はお姉ちゃんの夢を見なくなった。
この間の土曜日は、お姉ちゃんの命日。
私は1人でお墓参りに行った。
両親は仕事だからね。
お姉ちゃんのお墓に手を合わせながら、私はお姉ちゃんに語りかけた。
どのお姉ちゃんも、信じるよって。
お姉ちゃんなのは、変わりないからね。
大好きで大切な・・・私のお姉ちゃん。
私のこと、見守っていてください、と。
願いが通じたのか。
お姉ちゃんは夢に出なくなった。
少し寂しいけど、
私の中で、お姉ちゃんは生きているから。
安心できる。