星が瞬く夜に。
「嘘・・・つくなよ」
「いや・・・嘘じゃない」
「嘘だね!
本当にそんなだったら気味悪いし」
「確かに・・・。
聞こえるとか、気持ち悪いんだけど?」
瑛士と奈々子は、ハッキリ言い放った。
それは刃と化し、
俺に、深く、深く、
突き刺さった。
「嘘なんだろ?」
瑛士が俺の肩を叩く。
その瞬間、
俺の中で、
何かが壊れた・・・。
俺は無我夢中で瑛士の肩をつかみ、
思い切り回した。
そして途中で、
手を離した。
離した先は・・・
階段だった・・・・・・。