星が瞬く夜に。
「お姉ちゃん、起きてよ。
お姉ちゃんってば!
ねぇ、お姉ちゃん!!」
激しく揺さぶっても、起きない。
目も開かない。
自然に私の目から、涙がこぼれ落ちる。
どうして泣くの?
悲しいことなんて何もないじゃない。
止まれ・・・。
止まれ・・・。
止まってよおおぉぉぉぉ!!
「どうしたの?お嬢ちゃん」
突然、見知らぬおばさんに話しかけられた。
誰?
じゃ、なくて。
「助けて!
お姉ちゃんがっ・・・お姉ちゃんが!
いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
私はそのまま、意識を失った。