星が瞬く夜に。
チーン・・・と音を響かせ、手を合わせてくれる。
その姿に、何故か涙が出た。
「私、ちょっと部屋に行って荷物取ってくるね」
返事を聞かずに、私は2階の自分の部屋へ向かった。
「うっ・・・」
扉を閉めた途端、涙腺が崩壊し、崩れ落ちた。
何で私・・・泣いているの?
あぁ・・・馬鹿みたい。
自分泣いている理由がわからないんだから。
私の机の上には、多くの写真たて。
全てにお姉ちゃんと私が写っている。
私たちは写真が好きで、何かあるごとに撮っていた。
大好きな・・・お姉ちゃん。
私のせいで亡くなったのかな・・・?
私が寝坊したから・・・。
ごめんなさい・・・お姉ちゃん。
大好きなのにぃ・・・。
「・・・郁美?」
廊下から聞こえた・・・声。