星が瞬く夜に。
第1章
席替えします。
☆☆☆
お姉ちゃんが亡くなって、4年後。
私は、高校2年生になっていた。
お姉ちゃんがいなければ友達が出来なかったほど、人見知りな私。
そのため、高校に入って2年もたつが、友達はいない。
今も私は、廊下側の1番後ろの席で、顔を伏せながら本を読んでいた。
話しかける人なんていないもの。
お姉ちゃん・・・。
会いたいよ・・・。
私、お姉ちゃんの方へ行きたい。
お姉ちゃんは来るなって言っていたけど。
でも私、耐えられない・・・。
お姉ちゃんがいないんだもの・・・。
こんな孤独な日なんて、いらないよ・・・。
お姉ちゃんが死んだ日も、両親は帰ってこないし。
どうしてって電話したら、仕事が忙しいからって。
あんな人たち、親でもなんでもない。