星が瞬く夜に。
でもキレられたら困るから、何も言わずに挨拶。
「玉井郁美ねー・・・。
ねぇ玉井郁美、単刀直入に言うけどさ」
なんですか?
「輝流に関わらないでくれない?」
ひかる?
ひかる・・・ひかる・・・。
あぁ、榊くんか!
「どうしてですか?」
「輝流は、アタシの彼氏だからに決まっているでしょ?」
榊くんが・・・この人の、彼氏?
彼女いたんだ・・・榊くん。
「人の彼氏になに近づいているのよ。
最悪ね、あなた」
「・・・」
確かに最悪だわな。
「輝流からは別れたって聞いたんでしょうね。
だから近づいて自分のものにしようとしたんでしょ?
でもそれは不可能だから。
輝流はアタシの彼氏なんだからね」