君と僕の空の下
「りおちゃん。
準備できた??行こ」

「うん。行こうか。」

バド部が練習をしているはずの
体育館へと凛と二人で足を運んだ。

パァァァァン

ラケットのガットが
シャトルと絡み合い、
遠くへ飛ばす音が体育館内に響き渡る。

「すごい。かっこいい。」

「じゃろ?
凛、これが2回目の見学なんじゃけど、
一回目にきたとき、
まじですんげえ感動した。」

「そりゃあそうよなあ。」

体育館内を見渡したそのとき。




「リサ。」


ふいに目が合ったのは、
本能が拒否反応を起こし続けていた
リサだった。
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