君と僕の空の下
「お前ら急げよー」

あたしたちが体育館に着いたときには、
大体の人がもう既に体育館にいて、
最後に来たようだった。

「遅れてすみません」

一応謝罪の言葉を述べておく。
いきなり、この顔合わせ会の段階で
目をつけられたら大事だもん。
これからの部活人生が思いやられるわ・・・。

「おん、ええで。
ほなはじめよか。
石井、号令。」

関西のほうのニュアンスの先生が
石井先輩に号令を頼む。


「起立。
気をつけ礼」


「お願いします。」


一体化している大きな挨拶に
あたしは圧倒された。
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