君と僕の空の下
「はい、えーと
ほな先生の紹介しよかな。
まず、木本先生から。」

「はい、木本裕子といいます。
今年初めて
バドミントン部の顧問になったので、
ルールとかよくわからないんですけど、
部員をサポートしていけたらいいなと
思っていますので、よろしくお願いします。」

木本先生は、
あたしたち、1年生の英語担当。
今年この中学校に赴任してきたばかりらしい。

「ねえりおちゃん、
部員全員の自己紹介するのかな。
時間が・・・。」

凛がひそひそと耳打ちしてくる。

「んなわけないじゃん
こんなに人数いるんだし。」
そう。あたしが入部した
バドミントン部は、この学校一、
人数の多い部活なのだ。

「続いて平田先生」

「平田信二です。
この中学校に赴任してから、
ずっとバド部の顧問なので、
今まで通りのきつめの練習を重ねます。
よろしく。」

なんだか怖そうな先生だった。
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