君と僕の空の下
「あ、ごめん
りおちゃん。
こんなこと話しょーったら
もうこねん時間すぎてしもうた。
はよ外でられえ。」

「あ、はい。
ありがとうございました。」


美優先輩は、大倉先輩以上に
田舎弁を使っていて、
あぁ、あたしがすんでいるここは
本当に田舎なんだなって実感する。




って場合じゃないか。


「こらああああ
りおちゃん凛ちゃん遅おおおおい」

部長が少しふざけた感じだったけど、
お怒りになっていた。

「ほんとすいません。」

とりあえずあたしと凛は
平謝り。

「何かあったん??」

部長は少し笑顔になって、
やわらかい口調で聞いてくる。
その笑顔がまた怖い。
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