君と僕の空の下
何もない、何もないんだけど、
何かあったっていうほうが
いいんだろうか。


でも、もし言ったら、
美優先輩を犠牲にしてしまう???

心の中でそんな格闘をしていた。


「ごめんなさい。
更衣室で雑談をしていました。」

正直に話した。


すると
横から
「そうそう、美優が
余計な話してしもうたんよ。
じゃけんはーちゃん許してあげてん。」

「え?そうなん?
美優ちゃんだめよー。
まぁ、美優ちゃんは、
罰として、グラウンド3周よ。」


やばい、美優先輩に
罪を背負わせてしまった。
どうしようどうしよう。

あー
なんか変な汗かいてきた。
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