君と僕の空の下
なんでいつも悩んでいるときは、
すぐに気づいて
あたしに声をかけてくれるのだろう。


ずるいです、先輩は。



「あの一人で階段に座っとる子と
なんかあったん?」


「な・・・んでわかるんですか」

少し涙声になってしまった。
図星なんだよばか。
先輩のばか。

あたしの気持ちも知らないで、
さぐってばかり。

不安定でごめんなさい。
あたしの気持ちが不安定でごめんなさい。

「ここで
いえることじゃないじゃろうから、
俺が好きな場所行こう。
そこで話しよう??」

あたしの手をとり、
頭をなでてくれる先輩。
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