偽りの姫…本気の恋

第三章

そんな甘い考えはすぐに

千尋を傷だらけにした…

付き合い始めて一ヶ月の記念日に

沢山のプレゼントを用意し、

ナイトクルージングの予約…

オーケストラが音楽を奏でる
レストランでディナー

全部ネットで調べて予約した…

俺は浮かれていた、、、

二人とも早く仕事から帰り

楽しむ予定だったのに…

その当日、、、

彼女は店から消えた…

最後に姿を見たのは？

３０分以上も前だと言う…

卑呀さんから連絡を受け
SCORPIONに急ぐ

その間に親父や維澄が
舎弟達に探させるが…今だ連絡はない

裏の非常階段に靴が残っていたのを
黒服が見つけあちこちを捜したが

見つからず…俺に連絡がきた…

バイクで飛び出し街を探す。

１０分もたたず維澄からの電話が鳴った


「修兄…見つかったよ…千尋ちゃん
犯人は…ルビーのホストだった
頼んだのは修兄と関係を
持ったことがある女…そう吐いた
早く帰ってきてやって…」