偽りの姫…本気の恋
さっきお袋から電話があって

2時間…立つ。

明日会うのに千尋はまだ電話中…


本当に楽しそうにしてるから
別にいいんだけどさ、、、

俺と話すより楽しそうなのは…
気のせいか?

30分後…電話が終わった

でも…千尋はクローゼットから
出てこない

おーい、ソロソロ俺の所に来いよ〜


最近どうもスキンシップが足りない

今日はゆっくりと…

「修二さん、明日は朝から
リエ子さんとお出かけだから
もう寝てもいい?ごめんね」

あれ?この感じは…
俺を置いていくつもりなんだな、、
冷たいな、まったく…

「なぁ、千尋〜
この頃ワガママも言わなくなって
なんかいい子じゃん?
どうした、、
やっぱり俺じゃ頼りねぇの?」

「ち、違うよ?
私も気づいたの最近なの…
卑呀には嫌われても良かったし
逆に、あの人の事をいつまでも
大切に思うことが腹ただしくて…
わざと困らせてた…みたい」

「で、俺の事は?」

「…嫌われたらやだし、、、
そんなの怖いし、考えただけで
泣きそうだし…
卑呀とは比べものにならないよ
だけど…側にいると甘えちゃうから
ごめんなさい」

「千尋って…どんだけ俺を
喜ばせてくれんだ?
来いよ側に…」

「きゃっ…」




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