偽りの姫…本気の恋
久しぶりに修二さんの膝の上…

「バカだよねぇ〜俺も千尋も…
もっとワガママ言えよ
欲しい物もあるだろ?
して欲しいことは?
あっちに居たときより笑ってて
欲しいんだよ…泣かせない約束でさえ
守れなかった俺が言うのも何だけど…
意味ないじゃんよ強引に
千尋を連れてきたんだし…」

「そっか…修二さんはそんな風に
思うんだね…
桜坂組に来たのだって、
修二さんの側に居るのだって
私のワガママなのかと思ってたの
ずっと…あの日から」

「俺は口が下手だから…ごめん。
これから何でも千尋に言うことにする
で無いと誤解して甘えてもらえないんなら恥ずかしい方がマシだ…
なぁ、千尋、、キスしてもイイか…?」

「それは…聞かないで」

久しぶりに味わう
惚れた女の柔らかさに…
理性なんていつでもぶっ飛びそうになる

「うんぅ…ん、、しゅっうぅ…
はぅっつ//…もっ、ヤぁ//…」

触れ合うだけのキスではもう無い…

後頭部を抑え逃げる千尋の舌を
絡み取り…

口内の隅々まで掻き混ぜ
上顎を擦れば…段々と
体温が上がり

自然とすり寄せてくる
身体を抱きしめ

首筋に舌を這わせ…

耳たぶを甘く噛めば

素直な反応を見せる千尋…

あ〜このまま押し倒すのはダメだよな
しっかし、この色っぽさは

猛毒だな…堕ちた瞬間溶ける罠…

俺にだけまわる毒…
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