。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。
居間に行って朝食の用意をしていると
「おはようございます……」
背後から控えめな挨拶が聞こえてきて……
ドッキーン!
あたしの口から心臓が飛び出そうになっちまった。
振り向かなくても分かる。
キョウスケ――――
でも…あたしは振り向いた。
「お、おう!!おめぇも早いな!」
元気過ぎるほど元気に挨拶をして、手を挙げると
「………いつも通りです。相変わらず朝から元気ですね……」
と、虚ろな目をしてキョウスケが欠伸をした。
キョウスケ……いつも通り……
てか…いつも通りなんですけど!!
ついでに
「あ。響輔さん、おはよ~♪」と戒もいつも通りの挨拶でキョウスケの肩をぽん。
「……おはようございます」
戒も昨日は噛みつきそうな勢いだったのに、今日はふつーだし。
む゛~
男って分からん。