。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。
*一結Side*
◆・.。*†*。.・◆・.。*†*。.・◆・.。*†*。.◆
.。*†*。. 一結Side .。*†*。.
「二人で食ってまお、このプリン。
そしたら……プリンが無くなったら、
一結かて余計なこと考えんでもすむやろ?」
――――響輔は、
零れ落ちた何かを拾ってくれて、埋めてくれる。
「大好きだよ」
またも流れ、と言うか勢いで告白してしまってあたしは急にあたふた。
「い、今のなし!感情に流されて言っただけだから!」慌てて撤回しようとしたけれど
「何で?てか何言うたん?」
と、響輔は怪訝そうに首を傾げていて……
聞こえてなかったみたい……ほっ
てか!!あたしの一大告白を聞き逃すとはいい度胸ね!!
キー!!
またもテディの耳を口で引っ張っていると
「知られたいんか、知られたないんか、どっちなん。乙女心ほど分からんもんってないわ」と響輔が呆れたようにため息。
え……それって――――やっぱ…き……聞こえてたってこと……?
「てか嘘着くなんて!!聞いてないフリとかサイテーよ!!」