。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。
あたしはかくかくしかじか街で写真を撮られて色々質問されたことをリコに聞かせた。
「うっそ~!!朔羅がモデル!!♪雑誌に載るの!?
わぁ!☆うん!!絶対絶対売れっ子になるよ!!」
と、もうモデルになる体で進んでるし。
「や、やらないよ!ほら、うちは叔父貴が煩そうだし」
今のバイトだって事後報告でしぶしぶオッケーもらったけど、良い顔されなかったし。
「え~!もったいない。絶対売れっ子になると思うのに」
「や。それはないし。てか掲載される前に一度確認の電話が来るからそのときちゃんと断ろうかと思って」
「え~。もったいない。
龍崎くんには話した?」
何故そこで戒が出てくる。とか思ったりもしたけど
でも相談しようかと思ったのも事実。
けど
「退院して以来なぁんかあいつ忙しそうに……てか…」
あたしは言葉を濁すと
「「てか??」」
二人が興味深そうに先を促す。
「なぁんかよそよそしいって言うのか……」