。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅴ・*・。。*・。
叔父貴に軽~~~くデコピンされて、あたしはその場所をなでなで。
「アイ ビリーブ ユ~(I believe youと言いたい)」
「大体一ノ瀬のオヤジとは俺がガキのときからの仲だぜ?
奥さんとももう十七年の付き合いだ」
十七年間……ほぉ~そんなに…
てことは叔父貴が十歳のときから……??
まぁ確かに、一ノ瀬のおっちゃんと龍崎組は刑事とヤクザな組み合わせなのに仲が良い。
って言うかお互いの共存の為に手を組んでるって感じかな。
青龍会ではヤクが御法度なのも、この理由が一つ。おっちゃんのシマでヤクをやらないのを理由に、ヤクザ同士の喧嘩やいざこざ、事件はおっちゃんが迅速に処理してくれる。
だからお互い利益があるってことだ。
そしてもう一つ……
「百合香が早くに亡くなったからな、俺がお前の子育てをしてたとき
同じ歳の息子が居る奥さんにはだいぶ世話になったンだ。
奥さんとは主婦(夫)仲間みてぇなもんだな」
そうだった……すっかり忘れてたぜ。
てか主夫仲間って!
叔父貴が主婦(笑)
ぷくく
あたしは叔父貴に見えないところでこっそり笑っちまって
叔父貴は今度はあたしの頭を軽~~くチョップ。
「うっせ。想像すんな」