愛しても愛されない

話してるホストの中で銀色のスーツのホストが目に入った


「ね、千秋!あれ見て見て!ふふ」

「ん?ホストがどしたの?」

「鯖みたいじゃない?あのスーツ」

と言うと、鯖ホストを見てお互い顔を見合わせて二人で笑い出した。

「あはは!鯖分かる!鯖のお腹みたいに光ってるんだけど」

小声で話してたけど笑い声が聞こえてたみたいでホストと真奈達が近付いてきた。


近づく鯖に笑いを堪えながら、真奈に手を振る


「えー、何?友達?可愛いね~」

ホストらしく軽い口調で話し掛けてきた。


近くで見た鯖は、茶髪で細身のキツネ顔をしたホストだった。

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