愛しても愛されない
少し躊躇しながらも、電話に出た

「もしもーし♪」

酔っているのだろうか?ふわふわした声だ

「あ、お疲れ様です びっくりしました(笑)どうしたんですか?」

向こう側では、まだ営業中なのか電話の向こうでは楽しそうな声が聞こえる

「お仕事長引いて疲れちゃってさー、まやちゃん何してるのかなー?って思って♪」

「あららー、大変ですね…私は今帰ってる途中ですよー」

休日の朝が早い時間の田舎道は人通りもなく、スズメの声とそこに似つかないヒールの高い音が響く


「まやちーに、もうちょい早く連絡したら会えたかなー?」

「…え、いやいやこんな朝早くから合流してもする事ないでしょ?(笑)」

「んーと、カフェでまやちーとお話とか?」

えへへとコウジの小さな笑い声が耳をくすぐった。
いつの間にか呼び方 まやちーになってるし、言う事一々可愛いし…
もう少しこの人の事知りたいかも なんて考える自分がいた。

そこから、他愛ない話をして仕事終わりのミーティングがあるから…って電話を切った。

家まで帰ってお風呂に入るとベットにダイブした

(9時か…とりあえず、お昼まで寝よ…)

色々考える前に眠りにおちていた





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