この恋のとろける温もりを感じたい



早く電気ついて!


桃也さんのカラダの上にいながら目をきゅっと閉じ早く明かりが付く事を祈った。


神様...早く。



これ以上桃也さんの甘い吐息や鼓動を聞くなんてありえない。


私が壊れちゃう。



「蘭花ちゃん...良い香りがするね」



桃也さんは私を抱えたまま片手で髪を一房触り始めた。


上手く言葉が出てこない、それどころか顔が熱くて大変。



「...あまり...苛めないで下さい...」



必死の抵抗だった。



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