この恋のとろける温もりを感じたい
こんな感じで柔らかく提案から遠ざかろうとしてみた。
「時間は無いとかじゃなく作るものだよ」
そ、そうですよね時間は作るものですよね。
私も同じ意見ですって乗せられている?ダメダメ、話を切り替えようとしていたはずなのに!
そ、そう停電前に見ていた絵の話をしてみよう。
「あ...あの...壁に掛けてある絵は...ダレが描いた物なんですか?」
紅茶を飲む桃也さんはピタリと動きを止め少しだけ真剣な目で口を開けた。