この恋のとろける温もりを感じたい
もしかして仕事が忙しいのかな?それなら私の方から電話しても迷惑だよね...
持っているケータイをベッドの上に置きロフトを下りてキッチンへ向かった。
ずっとケータイを持っているから気になるんだよね。そう思いつつ冷蔵庫に手を伸ばし、お茶をグラスに注いだ。
「はぁぁ...」
「珍しい、いつもならベッドの中で小説読んでいる蘭花がいるなんて」
私は、手に持っていたグラスをテーブルの上に置いた。
「うん...」
「どうしたの元気ないじゃん、カレがいなくて寂しいの?」